2017-05-21 Sun
足立美術館は、今回で2回目になります。前回は帰路の途中で足早に閲覧した程度で
したので、今回はじっくりと日本美の極み
を味わうことにしました。

ペット同伴不可なので、残念ですが、
ゆずはここまでです。

ゆずが一人ぼっちになる時間を短縮するため、
息子を含め3人で、時間差で入場することに
しました。
足立美術館は、足立全康(アダチゼンコウ)氏に
よって、郷土への恩返しと島根県の文化発展
の願いを込めて、1970年に創設されました。

足立美術館は、米国の日本庭園専門誌
The Journal of Japanese Gardening による
庭園ランキングで2003年から連続して
庭園ランキング日本一になっています。

(2016年の受賞が決まり、現時点では、
14年連続受賞中です。)
5万坪に及ぶ6つの庭園があります。
どの庭園も毎日丁寧に掃き清められ、
常に美しさを保っています。
まずは、苔庭です。京風の趣があります。

足立美術館のメインの庭園、枯山水庭です。
とても雄大な庭園です。

亀鶴の滝が遠くに見えます。

亀鶴の滝にズームしてみました。
高さ15mの人口の滝ですが、迫力があります。

池庭です。こちらも調和と趣を感じます。

白砂青松庭は、横山大観の名作「白砂青松」を
イメージして造られた庭園です。

桂離宮、栗林公園、兼六園等の名庭園を凌ぎ
連続して庭園ランキング1位に選ばれている
理由が理解できます。

この庭の向こうには、京都桂離宮にある松琴亭の
面影を写して建てたお茶室 寿立庵があります。
苔を愛でながら一服いただけるそうです。
井の頭公園と蓼科湖にもあった北村西望氏の
「将軍の孫」ブロンズ像に会うことができます。

(北村西望氏は、日本を代表する彫刻家で、
代表作として、5年の歳月をかけて創作した
長崎平和祈念像があります。)
窓枠越しの庭園は、まるで絵画のようです。
しばし見入ってしまいました。
まずは、生の額絵です。管内の大きな窓が
額縁になっている定番スポットです。

順路途中には、こんな生の額絵も楽しめます。



生の掛け軸です。床の間の壁をくり抜いて、
庭園が掛け軸の山水画になっています。
ここも人気スポットのひとつです。


足立美術館は、足立翁が収集した横山大観の
作品(名作の紅葉や白砂青松等120点)を始め、
近代日本画(全1500点)を収蔵しています。
季節ごとに企画展が開催されて、毎回新たな
発見があります。
小茂田青樹、榊原紫峰、川村曼船、菱田春草など
多数の有名な日本画家の逸品揃いで、時間を
忘れて見入ってしまいました。
新館2階には、今後の日本画壇を背負う画家達の
受賞作など纏めて展示されており、それぞれの
豊かな個性が味わえます。
また、北大路魯山人や河井寛次郎らの陶芸
更には、木彫や螺鈿で彩られた漆芸など、
魅力ある美術品が展示されており、見どころ
満載で、1日中見ていても飽きることは
ありません。
なお、美術品の撮影は禁止です。
末尾掲載の足立美術館のホームページを
参照してください。
ランチは、喫茶室大観(水量豊かな池庭に
囲まれた喫茶室)でいただきました。

お勧めは、数量限定のビーフシチューのドリンク
セットです。

口に入れるとホロッとお肉がとろけます。
庭園を眺めながらのランチはお腹だけではなく
心も満たしてくれます。

全員戻ってから、ゆずに思いっきり散歩を
楽しんでもらいました。

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